結論から言うと、PSR・PEG・売上成長率はいずれも企業価値や将来の株価を単独で決める指標ではありません。 定義と計算前提をそろえ、同業他社、過去推移、利益・キャッシュフロー、開示されたリスクと合わせて比較します。
なぜPERだけでは足りないのか
成長株は先行投資で利益が小さい・赤字のことも多いため、PER(株価÷利益)が極端に大きくなったり計算できなかったりします。そこで、利益以外の物差しが必要になります(基礎は100時間で株式投資をマスター Vol.6)。
成長株でよく使う3指標
| 指標 | 意味 | 見方 |
|---|---|---|
| PSR(株価売上高倍率) | 時価総額が売上高の何倍か | 同業他社や過去推移と比較する |
| PEG レシオ | PER ÷ 利益成長率(%) | 計算前提をそろえて比較する |
| 売上成長率 | 売上が比較期間から何%伸びたか | 期間・為替・買収・一時要因を確認する |
具体例(イメージ)
PERが40倍、利益成長率が年40%ならPEG=40÷40=1.0倍、成長率が10%ならPEG=4.0倍という計算例になります。ただし、PEGが1前後なら妥当、低ければ割安と一律には判断できません。利益成長率の期間・予想主体・一時要因をそろえて比較します(数値は説明用の仮の例)。
使うときの注意
- PSR・PEGは入力する利益や成長率の前提で大きく変わる
- 一時的な数字でなく、数年の推移で見る
- 指標はあくまで目安。ビジネスの中身の理解とセットで
手を動かす
資産配分・集中度チェックでは保有資産の集中度、投資スタイル比較チェックでは回答に基づく傾向を確認できます。いずれも推奨銘柄・推奨配分や適合性を判定するものではありません。
まとめ
PSR・PEG・売上成長率は、計算前提をそろえて同業他社・過去推移と比較します。固定倍率で割安・割高を断定せず、利益、キャッシュフロー、財務、開示リスクも確認してください。
[免責] 本記事は教育・情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却・保有を推奨または勧誘するものではありません。本文中の数値・試算は記載条件に基づく概算で、将来の運用成果、配当、価格回復または元本を保証しません。制度・税制は変更される場合があります。最新の公式情報を確認し、投資判断はご自身の責任で行ってください。